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新年最大の山場は総選挙。消費減税・凍結の成否は、菅内閣の支持率がどこまで下落するかの一点にかかっている。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
新年、おめでとうございます! 昨年は激しいパニックを併発した「コロナ禍」、過激な改革、緊縮財政、グローバル化をさらに加速させんとする「菅内閣の誕生」、そしてコロナ禍で「一人勝ち」の様相を呈する中国のさらなる躍進等がいくつも折り重なる、日本国家にとって大変に暗い一年となりました。 このお正月は、この悲惨な実情の「全て」を過不足無く引き受けつつ、大晦日までの気分の流れに一旦終止符を打ち、心機一転、新たなスタートを切ることが肝要です。 最悪の気分の流れとは、兎に角コロナが怖い気分や、もうどうせ日本は二度と復活できないだろう気分、さらにはどうせ菅・竹中・アトキンソン・維新らの勢力による日本解体や売国はもう止められないだろう‥‥というような気分。 でもそんな「諦め気分」は、「心機一転」さえすれば、一瞬で忘れ去ってしまえるもの。そういう「諦め気分」こそ人間の「業」と言うべきものであって、そんなものこそ「除夜の鐘」のパワーで綺麗さっぱりあっさり洗い流す事ができるわけです。 で、そうやって、現実的な客観状況を全て受け止め、新たな心持ちで考え、当方は毎年、元旦に「一年の計」を立て、それを紙にしたため、いつも見える壁に貼り付けるということを続けています。 昨年の公的な仕事についての「一年の計」は、 「言論を頑張って『消費減税』ができる『政局』をつくるために全力を投じます」 というものでした。元旦の家族とのお屠蘇を頂くお祝いの席では毎年、こうした昨年の「一年の計」を改めて振り返り、昨年の元旦での誓いができてたのか出来ていなかったのかを「評価」するのも我が家の毎年の恒例です。 残念ながら、昨年、消費減税は実現しませんでしたので、その意味で、当方の「心願」は成就しなかったのですが、昨年の計は「『政局』をつくるために全力を投じます」というもの。だから、今年の元旦、家族各位からの批評の対象となるのは、当方がどれだけ「全力を投じていたか」という点だった訳です。

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