新年の日銀金融政策を読む
新年の日本経済については、多くの予想機関、エコノミストが緩やかな回復が続くと予想しています。日銀の見通しは、2020年度のマイナス5.5%から21年度は3.6%成長(民間は3.5%弱)を予想しています。経済見通し全体を扱うには紙幅が足りないので、新年経済に大きく影響しそうな要因について、個別に分析してみようと思います。
最初は日銀の金融政策です。市場には追加緩和期待も根強く、特にコロナ感染の影響がさらに拡大したり、為替の円高が大きく進むようなら、追加緩和を催促する可能性もあります。しかし日銀内部ではこうした市場の期待に反して、副作用を意識して密かにこれまでのやり方の見直し論が出ていて、一部ではその情宣運動や現実の修正も始まりました。そのジレンマのなかで日銀は今後調節してゆくことになります。
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