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第235回「受け取り手こそが世の中を動かしている」

メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾
  • 2021/01/10
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僕がコピーライターをやっていたのは、 もう10年以上昔のことです。 僕自身は大したコピーライターではなかったのですが、 それでも、それなりにプロの仕事はしていたつもりです。 さて、そもそもコピーライターなんてものは、 基本、日本語を書いて売る仕事です。 文盲が多い国ならいざ知らず、今の日本の世の中では、 日本語が書けない人なんてものは、そんなにはいません。 だから、そういう中で、日本語の文章を売る、というのは、 結構、大変なんですよ。 普通に、キャッチフレーズを書くのが得意なアマチュアの人と、 プロのコピーライターの違いというのは、まあ、いろいろとは ありますけど、一番の大きな違いは、その案を通せるか通せないか、 のテクニックの差なんだと思うのですよね。 いくら、「これはいい!傑作だ!」と思うコピーを書いたとしても それが、広告主(クライアント)に理解されず、支持されず、 採用されなかったら、この世に出ることはなく、 世間の皆さんの目には触れることはないのです。 だから、それで飯を食っているプロのコピーライターは いろいろな手を使って、なんとかそれを通そうとするし、 そのためのテクニックも身につけていて、それを駆使するのです。 まあ、でも、クライアントってひと口に言ってもいろいろです。 ものすごく頭よくて、世間の動向に敏感で、いい広告を出そうと、 意欲まんまん、しかも、頭も柔らかくて、 こちらの考えたアイディアをよく理解してくれる。 というクライアントならいいんですけど、 まあ、滅多にそんな人はいません。 まあ、大体、会社の命令で、広告部とか宣伝部とかに 来た人で、特に、広告表現の勉強をした訳でもなく、 という人がほとんど。

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