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佐々木俊尚の未来地図レポート 2021.1.11 Vol.635
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【今週のコンテンツ】
特集
革新を生み出し、持続できる都市とはどのようなものなのか
〜〜「コロナ後のライフスタイルとテクノロジー」経済倶楽部講演から(第6回)
佐々木俊尚からひとこと
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■特集
革新を生み出し、持続できる都市とはどのようなものなのか
〜〜「コロナ後のライフスタイルとテクノロジー」経済倶楽部講演から(第6回)
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皆さん、あけましておめでとうございます。新年を迎えましたが、いきなりの緊急事態宣言でちょっと暗い雰囲気の年始めですね。しかし昨年から蓄積されてきたコロナ時代の下でのさまざまな知見や技術が、今年はより深く定着して広がり、前向きの新たな地平が見えてくる状況になるのではないかという期待もしています。
さて、本メルマガは昨年末に引き続き、昨年6月5日に歴史ある「経済倶楽部」でわたしがおこなった「無観客」講演の内容を紹介するシリーズの6回目です。演題は「ポストコロナ時代のライフスタイルとテクノロジー」。
エドワード・グレイザーというハーバード大学の先生が書いた『都市は人類最高の発明である』という本があります。山形浩生さんが翻訳した本ですが、これは都市論の決定的な名著だと私は折に触れて読み返しています。読み返すたびに発見が多い本です。
ひとつ例を挙げると、エコだということで田舎にみんな住みたがるということがありますね。ところが、実際に田舎に引っ越してみると、
田舎の生活はまったくエコじゃない。私は軽井沢に家を借りていますが、夏の間はともかく、冬も行こうとするとものすごいエネルギーの無駄遣いです。だって、軽井沢はものすごく寒い。今の季節だと最低気温がマイナス15度ぐらいあります。そうすると、もう暖房をがんがんにたいて、床暖房を入れまくって、しかも不在にしている間も床暖房を入れっぱなしにする。しないとどうなるかというと、水道が凍結してしまうのです。
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