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2021年1月15日号(Vol.143)-説得力のある交渉スタイルのカギ(2)&グローバルリスク溢れる2021年

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第143号(2021年1月15日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: ついに日本でも先週金曜日から1都3県では緊急事態宣言が発出され、そしてついには大阪・京都・兵庫の3府県、 そして愛知県・岐阜県・福岡県、そして栃木県でも発出される事態です。 コロナウイルスの感染拡大にまだ歯止めがかかりません。 コロナウイルスの感染拡大の動向が直接的・間接的に国内外の情勢に影響を及ぼすため、 しっかりと注目しておきたいと思います。 さて、第1部【無敵の交渉・コミュニケーション術】のコーナーでは、 選手に引き続き【説得力のある交渉スタイルのカギ】と題して、 無敵の交渉・コミュニケーション術のお話しをいたします。 そして国際情勢に目を移すと、年が明けてもコロナの勢いは止まらないどころか、変種まで数種類登場して世界で拡大中です。 日本でも一都三県に発令された緊急事態宣言は、先述の通り、ついに関西の二府一県(大阪、京都、兵庫)に広がり、 愛知と岐阜、そして九州にまで広がりそうです。2021年の経済成長予測はどこもプラスになっていますが、 もしコロナの猛威と変異が続くのであれば、世界経済は立ち直る出鼻を挫かれる恐れもあります。 ワクチンが効果を示し、感染爆発が抑えられることを切に祈ります。 そのような世界でまた様々な変化が生まれつつあります。 一つ目は次に来週水曜日に誕生する第46代アメリカ合衆国大統領Joe Biden氏とその政権によるアメリカです。 二つ目は、不確定要素が溢れる世界で不気味な動きを見せる北朝鮮です。 金正恩氏がついに党総書記に“選出”され、祖父や父と並ぶ王朝のトップに就きました。 アメリカのバイデン新政権の出方がわからず、隣国・韓国が迷走を続ける中、 今回の幹部人事では外交陣営をあえて政治委員に据えず、 コロナや不作にあえぐ国内経済の立て直しを重視した陣営になっています。 とはいえ、年初に核・弾道ミサイル戦略にも言及している通り、 世界への揺さぶりと瀬戸際外交による生き残りに必死な様子も窺えました。 バイデン新政権が軌道に乗り、アメリカと中国の確執の行方が明らかになってきた頃にどのような動きに出るのか? そしてその時、支持率が低下の一途を辿る韓国の文政権はどうなるのか? 北東アジア地域の安全保障体制がまた先行き不透明になっているように思われます。 進捗を注視し、また時折、メルマガでもお伝えいたします。 三つ目は年末に合意に至ったEUと中国の投資協定の意味するものについてです。 12月30日に電撃合意に至り、双方とも合意について称賛するコメントをしているのですが、 実際にはどうなのか?一応、ドイツが議長国を務めた2020年後半の期限ぎりぎりでの合意は、 メルケル首相の執念とも理解できますが。 それらはすべて国際社会にとっての不透明なリスクというようにも理解できます。 【2】のコーナーでは、今回は【グローバルリスク溢れる2021年】というタイトルでお話しいたします。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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