第４９回-01　『PTSD、トラウマ02　トラウマの知られざる側面を解説』

－ Arcadia Rose －「　K　」のセルフカウンセリング＆心理セラピスト講座　上級編 第４９回-01　『PTSD、トラウマ02　トラウマの知られざる側面を解説』 みなさん、こんちには。 Arcadia Roseの「　K　」です。 この度は『セルフカウンセリング＆心理セラピスト講座・上級編』を 購読していただきまして、どうもありがとうございます。 今回は「PTSD」「トラウマ」解説の第二回目です。 「トラウマ」の知られざる側面を解説していきます。 また、「無意識のウソを見抜く技術」を応用して、 PTSDと言われる状態の解決法も解説していきます。 がんばってください。 それでは、はじめましょう。 ―――――――――――――――――――――― ＜はじめに＞ ―――――――――――――――――――――― この講座ではPTSDとトラウマを ・『過去の心の傷が原因となる問題』 という位置づけで解説していきます。 先に重要なことをお伝えしておきます。 トラウマと言うと過去にばかり目が いきがちですが、それは間違いです。 トラウマ解消の「対処法」には、 A：過去にフォーカスする場合 B：現在にフォーカスする場合 C：両方にフォーカスする場合 これらのケースがあり、 対象者の状態により選びます。 PTSDやトラウマであっても 通常の悩みや問題と同じです。 問題解決して良い人生にしていく ことに変わりはありません。 目の前にある問題と向き合い、 それをどう解決していくのか。 を考えることが大切です。 つまり、過去の心の傷が原因でも 「過去」ばかりを見るのではなく、 ・『現在』出来ることを行います 過去は変えることが出来ませんが、 現在はいかようにも変えられます。 過去から解放されるだけではなく 現在をどうするかが大切なのです。 これがどういうことなのかは 後ほど、実例で解説しますが、 前回の講座を思い出してください。 写真を撮れなくなったA氏です。 A氏の場合は過去ではなく現在に 出来ることを実行し解決しました。 A氏のケースは 現在の対処のみ で、 過去の対処は一切行っていません。 トラウマは過去の心の傷ですが、 過去ではなく現在の対処だけで 解決出来る場合があるわけです。 A氏のケースでは逆に過去ばかりに 目がいくと解決が出来なくなります。 ここはとても【重要】ポイントです。 一般的にはトラウマと言うと 過去にばかり目がいきがちですが、 ・過去への対処をすると解決出来ない場合 ・現在への対処だけで解決する場合がある ということを知っておいてください。 トラウマやPTSDであっても 問題解決の『基本』は同じです。 第８講で解説しましたように、 1、状況把握 2、悪い所発見　（←矛盾点から） 3、悪い所改善 4、具体策実行 これが問題解決の『基本』です。 （詳しくは第８講をご覧ください） PTSDやトラウマであっても その言葉に惑わされることなく、 悩みや問題解決の『基本』通りに、 『現状』改善していくことが大切です。 ・【目の前の問題をどう解決するのか】 ・【現実をどの様に良くしていくのか】 .　　　　　　　↓ ・【改善点を見つけ出し改善していく】 ・過去ばかりに目がいかないようにする ・現状改善の為、現在できることを実行 この視点を大切にしてください。 ―――――――――――――――――――――― ＜PTSDの知られざる側面＞ ―――――――――――――――――――――― 前回からPTSDやトラウマに 関してお伝えしてきましたが、 PTSDやトラウマの知られざる 別の側面の解説をします。 PTSDやトラウマには一般的解釈 とは全く別の側面が存在します。 このことを理解していく為に、 ここで実例をお伝えします。 この実際の実体例を知ることで、 PTSDへの理解が深まります。