中国8%成長予想に立ちはだかる3つの壁
昨年10-12月期の中国GDP(国内総生産)は前年比6.5%まで回復、2020年全体では主要国の中では例外的に2.3%のプラス成長となりました。しかも、昨年4-6月以降、限界的(前期比年率)には年率2桁の高成長が続いています。コロナの感染拡大をいち早く克服し、医療衛生用品などの輸出が好調で、製造部門が成長をけん引しています。
このため、2021年の世界経済予想では、IMFなど多くの機関が中国の成長率を8%前後に高まると予想しています。しかし、前回のレポートでバイデン政権との厳しい関係を紹介しましたが、そのもとで現在の中国には順調な成長を阻む壁が少なくとも3つ立ちはだかっています。1つは中国の巨大債務の壁、2つに「中国コロナ」疑惑と批判、3つに習近平体制の不安定さです。
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