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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第413号2021.1.19配信分
●軽自動車の新たな黄金期が始まる?
軽自動車の歴史的変遷については、本メルマガ第411/412号で触れている。
一方に旧通産相が掲げた"国民車構想"があり、GHQ(連合国軍最高司令官総
司令部)が自動車の生産制限を解除した1949年以降は旧運輸省が省令で車両規
則を改定して軽自動車の歴史が始まる。時系列的にはすでに70年以上が経過。
日本の自動車文化を特徴づけるジャンルとして完全に根を下ろした感がある。
現在の軽自動車規格は1998年10月に改定された。全長3400mm(3.40m)以下、
全幅1480mm(1.48m)以下、全高2000mm(2.00m)以下、排気量660cc以下、乗車定
員4名以下、貨物積載量350kgというのが大まかなところだ。
第一期軽自動車ブームはモータリゼーション元年(1966年)の翌年発売された
ホンダN360に始まる。全長3000mm、全幅1300mm、全高2000mm、排気量360cc以
下という小ささで、エンジン以外のボディサイズは1950年の改定が踏襲された。
当時の登録車も現在の規格に照らすと驚くほど小さいが、クルマは常に相対的
に語られる存在である。いずれにしても我が青春真っ只中に軽ブームは訪れた。
時代は、昭和はすでに遠く平成の30年も歴史として振り返られるようになっ
た令和3年である。現行軽規格は先述の通り1998年(平成10年)改定。それま
でに衝突安全対応のボディ拡大、それに伴う重量増や排気ガス対策でエンジン
排気量が360→550→660ccと高められていたが、その上でさらに20年以上が過
ぎ去ったことになる。
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