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ビジ選☆リーダーズ Vol.886『行動の品質』(伊藤健太)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■「行動の品質」を高める 成果を出す人は、決定的に「行動の品質」が高い。成果を出さない 人は「行動の品質」が低い。品質の大前提は、マインドセットだ。 これが「考え方を司る源」だ。 何かを見た時、直面した時、どう考えるのかを司り、何かしようと 思った時どうするのかを司る。考え方の源だ。これが変われば、同 じ事実を見ても、人によって考えることは真逆になる。 たとえば「ピンチはチャンス」という。だが、多くの人にとっては、 「ピンチはただのピンチ」だ。一方で「ピンチはチャンス」と本当 に思う人が実際に存在するのだ。 「ピンチはチャンス」と思える人は、ピンチに直面した時に「これ を乗り越えれば、圧倒的に成長できる」「伝説になれる」と前向き なパワーが湧いてくる。 成果を出すためには、このようにマインドセットを変えていくこと、 強化していくこと、成長させることが重要なのだ。これが成果を変 えていくのだ。 ★ 行動の品質とは「成果を出すために、最少のエネルギーで、最大に して最高の成果を得ようとする考え方・行動」のことだ。良いマイ ンドセットを言語化したものだ。 一石二鳥どころか、一石三鳥、一石四鳥、一石五鳥をどうしたら実 現できるのかの考え方、行動のことだ。「行動の品質」とは、飛び 抜けた成果を出すために欠かせない考え方になる。 成果とは、お金を生み出すことだけではない。問題解決や、成長、 成果を出すことすべてを含む。何に対しても使えるし、誰でも使え る。しかも、世界中どこでも通用する。 また、短期の視点、中期の視点、長期の視点、どの視点にも当ては まる。この瞬間、瞬間の問題解決という、短い視点の話だけではな いのだ。 ★ 「行動の品質」は、大きく3つに分解することができる。まず「最 速、最短、最少で最大、最高、最適な成果を出すことを最優先で考 えること」だ。 時間、やり方、エネルギー、お金、ストレス、考え方、手段など、 あらゆる要素をできる限り使うことなく、最速、最大、最高、最適 な成果を得ようとする考え方だ。 どんな時でも「最速最短最少で最大最高最適な成果を出すには、ど うすればいいか」という問いを持つべきだ。これが成果を出す人と 出せない人の根本的な違いのひとつなのだ。 反対に、成果を出せない人が大切にしているマインドセットが「1 つのことをコツコツ努力する」ことに対して、何の疑い持たないこ とだ。そういうものだと考えてしまうのだ。 ★ もちろん、努力は絶対必要だ。ただ「努力せずに成功なし」と根強 く考えてしまうと「準備が必要」「積み上げていくもの」「時間が かかる」「いつも何かが不足している」という考えを持ってしまう。 マインドセットは環境で形成される。日本は均質化発想が強いため、 コツコツ努力することを美化しがちだ。「努力しないで成功はない」 という感覚になりがちなのだ。 そのことから「最速最短最少」という発想が生まれにくくなってし まうのだ。だが、最初から「努力が必要」と思ってしまうと「もっ と良い方法を考える」ことをしなくなってしまう。これは危険だ。 もちろん、努力することを否定しているわけではない。だが、努力 自体が目的ではない。ゴールに速くたどり着けたほうがいいし、エ ネルギーもお金も時間もかからないなら、それに越したことはない。 そのためには努力の向けるべき方向を変える必要がある。そのため に必要な視点が「最速最短最少で最大最高最適な成果を出すこと」 なのだ。

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