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2021.02.01発行 NO:0084
家畜人ヤプー倶楽部(家畜人ヤプー全権代理人 康芳夫)
もうひとつの家畜人ヤプーの世界!!日本初の高級SMクラブ『家畜人ヤプーの館』
第四章 ペニスの証人 聖子ママ編より:どこかSMを楽しめるところを教え
てくれないか
毎月 第1月曜日(祝祭日・年末年始を除く)発行
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https://yapou.club/ --
◆『家畜人ヤプーの館』より
もうひとつの家畜人ヤプーの世界!!
日本初の高級SMクラブ『家畜人ヤプーの館』
1970年、家畜人ヤプー全権代理人・康芳夫の全面支援のもと、日本初、伝説の
高級SMクラブ「家畜人ヤプーの館」がオープンしました。家畜人ヤプーの館で
起こる、著名人達の宴をリアルに記録した、家畜人ヤプーの館 支配人(著者
)だから残すことが出来た、もうひとつの家畜人ヤプーの世界『家畜人ヤプー
の館』
人は誰もがそれぞれの心の中に闇を抱えているのではないかと思う。光が射す
表の世界と違い、心の裏側に潜在意識として蔓延している闇の世界、日常生活
を過ごしている時には気付かない不安や怒り、悲しみ、痛み、嫉妬、呪いなど
が渦巻く裏の世界、サド・マゾヒストの世界もその一つと言える。(『家畜人
ヤプーの館』プロローグより)
著者:登口安吾(とぐち あんご)
本名、昆春夫。1946年生まれ 新潟県出身 明治大学法学部法律学科卒業 学
生時代より飲食店を経営(バー、居酒屋、ショーパブ)。大学卒業後、本格的
に飲食店経営を学ぶべく訪欧。帰国後、パブレストラン、ショーパブなど複数
の店舗を企画・経営し成功を収める。その後、1970年日本初の高級SMクラブ「
家畜人ヤプーの館」を家畜人ヤプー 全権代理人 康芳夫の全面支援のもと新
宿にオープンする。客には、各界の著名人(作家・映画監督・役者・芸能人・
マスコミ関係)が連日集まり独特の社交場となる。本書は、当時の「家畜人ヤ
プーの館」で起こった様々な光と闇の人間模様を綴ることによって先人へ向け
た鎮魂歌を。そして現在を生きる人たちへのコンプレックスの源とは何か?と
の思いで記したノンフィクションである。
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第四章 ペニスの証人 聖子ママ編
貞男はドイツでの邂逅以降Nと対面することはなかったが、平成に入ってから
、新聞記事「アメリカにおける有力ロビイスト急死」を見て、年齢・出身地・
名前からあのNだなとピンときた。アメリカに活動の本拠を置いていたのか、
それにしても出世したもんだなあ、と感慨を新たにする傍ら、なんで日本で心
臓麻痺? と疑問が湧いた。その訃報の少し前、某週刊誌の記事中の「大手精密
機械メーカー幹部事情聴取直後自殺」を読んで館を閉じて数十年経っても、貞
男はすぐにある人物の顔が浮かんだ。
ある夜まだ携帯電話など登場してない当時、お店は大概ピンク電話を設置して
いたものだ。ご多分に漏れず館もカウンターの端に鎮座していて、知人への電
話を終えたあと、ガシャリと受話器を置いて腰を下ろしてカティーサークの水
割りに口をつけんとした時、強い視線を感じ、L字カウンターの角に陣取って
、肩肘の上に顎を乗せた「タイボク」と目が合った。ニヤリとしながら、
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