【渡辺勝幸3790号】ともにわが国のことを心配し、天下みな兄弟のように

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン 　　第3790号　令和3年1月29日（金）発行 　　発行部数　11,690 部 【ともにわが国のことを心配し、天下みな兄弟のように】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ともにわが国のことを心配し、天下みな兄弟のように】 聞くところによると、 肥後の細川重賢公が罪人を他国へ追放することを止められたのも、 この精神によるものだとのことです。 また、わたくしがかつて水戸をたずねた時、 桑原幾太郎を訪問しましたが、 桑原はわたくしのために次のように語ってくれました。 「諸藩の武士の様子を見ると、だいたい、 　外国船が奥州に見えた時には九州では心配せず、 　外国人が北陸へ来た時には、四国では心配しないものが多い。 　自分自身を見くびり、自分自身さえよければとすること、 　まことにひどいことである。