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第51回-02 『PTSD、トラウマ04 総まとめ:実際の相談内容から対応方法を解説』

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編 第51回-02 『PTSD、トラウマ04 総まとめ:実際の相談内容から対応方法を解説』 第51回-01 からの続きです ――――――――――――――――――――― <Aさんの相談 自分で選んでいる> ――――――――――――――――――――― もう1つ視点を変え思考を整えます。 ネットで調べれば判りますが、 世間では10日以上も風呂に 入らない女性もざらにいます。 中には2週間以上も普通に 風呂に入らない人もいます。 その人の方がAさんよりも よほど「重度」です。 しかし、その人は風呂に 入らないことを気にしません。 Aさんとその人の違いは ・気にする ・気にしない この違いです。 その人と比べると、Aさんは たいした状態ではありません。 その人よりも圧倒的にAさんの 方が頻繁に風呂に入っています。 Aさんの場合は、 【ハンドル法】で言うと 「入りたい時は、入る」 「入りたくない時は、入らない」 というわけです。 これは、 ・「入りたい」 ・「入りたくない」 を比べた時に、図のように、 両方の気持ちを天秤に掛けて、 「入りたい」気持ちが強い時に入り 「入りたくない」気持ちが強い時に入らない ということです。 自分の気持ちで入るか入らないか 結局、自分で決めているわけです。 それでイイのです。 誰かに強制されるのではなく、 『結局は、自分が選んでいる』 ここをしっかり自覚することが 必要です。 Aさんは 「歯みがき、洗顔、入浴」が 嫌な時にしないわけです。 世の中にはそういう人は たくさんいます。 そこを過度に問題視すると Aさんのように苦しみます。 逆に言うと、問題視しなければ 過度に苦しむこともありません。 問題視すると、わざわざ 問題を大きくしてしまいます。 Aさんは「歯みがき、洗顔、入浴」 をすると、疲れてしまうと言います。 これも普通です。 Aさんに限らず、 誰でも嫌いなことをすれば疲れます。 数学嫌いの人に問題を解かせたら、 皆、ヘトヘトに疲れます。 Aさんは「風呂は嫌い」しかし、 疲れずに入れるようになりたい。 と言いますが、それは無理です。 「数学は嫌い」しかし、 疲れずに解けるようになりたい。 これは無理です。 もしそうなりたいのであれば、 ・数学に慣れる ・数学を好きになる ・忍耐力をつける という変化が必要になります。 つまり、Aさんも ・水に慣れる ・水を好きになる ・忍耐力をつける という変化が起これば、 「歯みがき、洗顔、入浴」も 普通に出来るようになります。 そういった努力や訓練をや Aさんは始めることが出来ます。 それは、先述のようにAさんが、 「軽度」の段階だからです。 もちろんその様な努力は しなくてもOKです。 完全にAさんの自由です。 「水が苦手」を克服するかどうか Aさんは自由に選べます。 ――――――――――――――――――――― <Aさんの相談 本当の原因> ――――――――――――――――――――― ここでAさんの問題の 「水が苦手」の 本当の原因を探ります。 ここまでの【思考の転換】で Aさんの本当の問題点と 原因が見えてきています。 Aさんが「水濡れが苦手」で 「歯磨き、洗顔、入浴」が困難 このことの本当の原因は

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