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津田大介の「メディアの現場」
2021.1.15(vol.424)
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──Don't lose your temper──
みなさん、こんにちは。津田大介です。
うれしいニュースが入ってきました。スペイン王家のコレクションを展示する元王
立美術館「プラド美術館」が、ジェンダーの観点から常設展を見直すそうです。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/23479
昨年同館は「Uninvited Guests」という、同館のコレクションの男女不均衡を明ら
かにしようとした展覧会を実施したんですが、元々が偏っていたため「女性差別を
強調しようとしている」と非難されたそうなんです。
その反省に基づき、展示を再編成することを発表しました。以下ポイントを上げる
と
・今後、女性アーティスト作品に注目する展覧会を継続して開催する
・常設展においてもより多くの女性アーティストを取り上げ、新規収蔵も進める
・女性アーティストの可視性を高める研究を推進する
・ジェンダー問題の調査のための研究助成金を提供する
とのことです。あらゆる業界で進みつつあるジェンダー平等の波がパブリックな美
術館で進むのはとてもよいことです。まださざ波だった2年前に、いち早くその潮流
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