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第177号.毎年度年金額の変化に使ってる賃金変動率や物価変動率って何なのか。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 年金は毎年度年金額が変更される場合があります。 令和3年度は0.1%の下げになりましたが、その件につきましては次回やります。 今回は物価スライドとか賃金スライドについての話です。 さて、毎年度年金額が変わるので、そのたびによく話題になります。 金額が上がればいいですが、下がると年金制度は崩壊に向かってるとか、抜本改革をしろとかいう騒ぎになる事もある。 年金制度が悪いからとか崩壊してるとかの問題ではなく、年金はそういうもんなんです。 毎年度の年金額は前年の物価や賃金の変動に影響を受けるので、もし物価や賃金が上がれば年金も上がるし、物価や賃金が下がれば年金も下がる事になる。 社会経済の影響を受けるわけですね。 年金が上がらないから苦しいという声もよく聞きますが、経済が良くなればおのずと年金額は上がります。 実際、昭和の高度経済成長期(昭和30年から昭和50年まで)は年率で10%は賃金が上がり続けたし、物価も伸びた。 昭和48年の第一次オイルショックで景気が一気に悪くなったものの、その後の安定成長期(昭和50年からバブル崩壊の平成3年頃まで)も5%くらいは物価や賃金は伸び続けた。 よって、年金が下がるという事は無く、おおむね5年毎の改正のたびに年金額は大幅に伸び続けました。 年金は5年毎に再計算しろっていうものでしたが、早めに改正するために何度も予定より早く改正をしてきました。

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