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第151回 出版とブロックチェーン その2
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▼今回の記事
今回は、出版分野におけるブロックチェーン導入のその2である。いま注目されているプロジェクトを一挙に紹介する。その前に、仮想通貨の相場に関する興味深い予想を紹介する。ジョン・ホーグという人物の予想だ。
▼仮想通貨の予想
アメリカには、ニューエイジ系の社会評論で著名なジョン・ホーグという作家がいる。占星術なども加味しながら社会の集合意識のトレンドを解釈するという興味深い手法で未来を予測した、多くの著書を著している。
一見オカルトのようにも見えるが、ジョン・ホーグのトレンド分析と予測は非常に正確である。たとえば、トランプが大統領選挙への立候補を表明した2015年8月直後にトランプの勝利を予想したり、また2020年を境にしたアメリカの社会混乱の激増を的中させている。以下は、ジョン・ホーグが2014年1月に出版した「2014年予測」という本からの抜粋だ。
「2020年代には圧倒的に多数のアメリカ国民が政府に反旗をひるがえす「アメリカ第2革命」が起こる運命にある。しかしこの革命は、1776年のアメリカ「第1革命」のようにスムーズには進まない。「第1革命」のときには存在していた精神的な指導者がいないからだ。
「第2革命」は、民衆の暴動と反抗を中心とした極めて暴力的なものになる。それは、多くの人間が虐殺された1789年のフランス革命に類似したものになる。多くの人間の血が流れる凄惨な革命になるはずだ。
しかし、この未来はまだ回避することはできる。もし、アメリカ国民がいま本格的に怒りだし、1960年代に起こったような反抗運動を始めたのならば、このような未来にはならない。
この運動の目標は、個人を監視するシステムを廃棄させ、また金融資本の暴走を管理して、格差の拡大が固定化しないようなバランスの取れた政治・経済システムを導入することである。これが実現すると、2020年代には、個人の自由が守られながらも、格差が縮小したいまよりもはるかにバランスのよいシステムが生まれ、アメリカは生まれ変わるはずだ。
しかし、このような方向に歴史の流れを変えるためには、アメリカ国民はいますぐに行動を起こさなければならない!2013年5月から2014年12月までの期間こそ、「アメリカ第2革命」を引き起こす凄惨な未来を回避することのできる唯一の機会なのだ。
この、さそり座に土星が入るめったにないこの機会を逃してはならない。一昨年のオキュパイ運動は退潮してしまったが、もし明るい未来を見たいのであれば、アメリカ人はこの期間に本格的に怒らなくてはならない!時間は短い。」
以上である。2014年までにはジョン・ホーグのいう「怒りの爆発」は起こらなかった。その結果、いままさにジョン・ホーグが恐れた「アメリカ第2革命」が起ころうとしている。1月6日に起こった米連邦議事堂への暴徒の乱入などは、この革命の先駆けとなるかもしれない。
●仮想通貨について
ジョン・ホーグは2020年から21年にかけてが、アメリカの混乱期の始まりになると早いうちから予想していた。そして2016年には、仮想通貨に関して次のように予測をしている。
・私は仮想通貨を保有することが、2020年から2021年前後にはやってくる世界的な恐慌から身を守る手段になると思う。昨年あたりまではビットコインの乱高下だけが注目されたが、ビットコインの暴落で人々は確実に学んだはずだ。乱高下しない仮想通貨の新しいシステムへと進化しつつあるのではないか?
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