2021年 第 7号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
皆さん、こんばんは。長尾和宏です。春めいてきたかと思えば、またもや真冬の気温に。
暖かくなりそうでならない、コロナが収まりそうでおさまらないけったいな季節です。
まずは御礼から。先週、おかげさまで私のドキュメンタリー映画【けったいな町医者】が
封切りとなりまして、私は、土曜・日曜とシネスイッチ銀座の舞台挨拶に登壇させていた
だきました。留守を守ってくれた我がクリニックのドクターと看護師とスタッフの皆さん
のおかげです。本当にありがとう。
ドキュメンタリー映画の被写体が舞台挨拶に出るの? 僕は何を話せばいいのか?
映画の上映の第一回目は10時30分からでした。本当に僕のドキュメンタリーなんか、
観に来てくれる人がいるのだろうか? 一体どれらいの人が来るのだろう?
「まあ、15人くらい来てくれたらいいんじゃないですかね」
この映画と『痛くない死に方』プロデューサーの小林さんは、まだ40代の、どこか
のんびりした感じの優しい男である。あまり業界くささがなくて、そこがまたいいの
だが…。でも、15人で良しなのか。まあ、そんなものか。
「まあ、この映画はあくまで、20日から始まる、『痛くない死に方』の前菜みたいな
もんですからねえ・・・。口コミで広がってくれればいいですが、ここ(シネスイッチ
銀座)も、一週間だけの限定上映ですから、ねえ…」
ええええっ? 一週間だけ???
「まあ、よほどの大作か、よほど大ヒットしないかぎり低予算のドキュメンタリーは、
そんなもんですよ」
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