メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

ビジ選☆リーダーズ Vol.890『小さなことにくよくよしない88の方法』(リチャード・カールソン)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■小さなことにくよくよしない方法 人は何でも引き受けてしまう習性がある。頼まれたら「ノー」と言 えない性格が原因だ。仕事でも、家庭でも、友人の集まりでも、新 しい企画をどんどん引き受けてしまう。 こうして「やらなければならないことリスト」は際限なく膨れ上が る。いつまでたっても片付くことはない。そして、ほとんどの場合、 「人助けをしている」「貢献している」と自分を正当化する。 これでは「やらなければならないことリスト」に押しつぶされてし まう。これを避けるには、リストをこれ以上、増やさないことだ。 「ここまで」という限界を決めて、ノーと言えるようにするのだ。 だが、これは決して簡単なことではない。頼まれごとをいくつか断 って、生活を立て直すには「いつ、何をやるか」を判断する勇気と 知恵を身につける必要があるのだ。 ★ ここで「勇気」という言葉を使ったのは、自分を頼りにしている人 を失望させることは、なかなかつらいものだからだ。だが、多くの 場合、つらい思いをする価値はある。 理由は、理想的なペースで仕事をしていると、自分の能力を最高に 発揮できるからだ。そして、より周りの役に立てるからだ。心に余 裕があるために、愛情に溢れ、楽しくやることができる。 逆に、やるべきことを抱え込みすぎると、すべてが崩れる。大切な ことを見過ごし、ミスを犯し、焦り、苛立ち、何もかもうまくいか なくなってしまう。 それに、一度何かを引き受けると、一度きりではすまないことが多 い。何をやめるかは、自分が決めることだ。止められないこともあ る。止めることなど考えることすらできないということさえある。 であれば、それを除いたものを止めればいい。「やめる」というと 何かを捨てるように聞こえるが、実際は得るもののほうが大きい。 失っていた時間と、まともな生活が取り戻せるのだ。 ★ 人を不快にさせる人のほうが、記憶に残るものだ。そして、95%を占 める、善良で思いやりにあふれた、有能で、公正な人たちのことは 忘れてしまうのだ。 今日一日を振り返り、一人ひとりを振り返ってみることだ。きっと タチの悪い不心得者はごくわずかなはずだ。大部分は心優しい親切 な人たちだったはずだ。 人は、一日何十人もの人間と接する。そのうちの95%の人たちは、 そこそこ礼儀正しく、親切で、有能なのだ。彼らに傷つけられるこ ともめったにないのだ。 人を不快にさせる人の言葉を重く受け止めるべきではない。そんな 人たちのために気を遣ったり、時間を割いたり、彼らの言動に悩ん だりする必要はない。そんなことにパワーを奪われるべきではない。 彼らは、人の注意を引き、それをエサにしているのだ。だから「こ いつはダメだ」と思ったら、注意を払うべきではない。「またか」 と思ってにっこり笑えばいいのだ。 不心得者に遭遇したら、心乱され、苛立つべきではない。「ほとん どの人はいい人だ」ということを思い出すきっかけにすべきだ。こ れこそ、ネガティブ・パワーをボジティブに変換する方法なのだ。 ★ 見栄などかなぐり捨てるべきだ。恋人や家族、友人の意見に、素直 に耳を傾けることだ。自分の弱点を克服する方法は、自分で見つけ るより、人に見つけてもらうほうがずっと簡単だからだ。 皮肉なことに、世界で最も自分を理解してくれている人と、最も意 見されたくない人は、実は同一人物だ。だから、アドバイスするよ り、アドバイスに耳を傾けるほうがずっと難しいのだ。 恋人や家族、友人のアドバイスがいつも的を射ていると言うつもり はない。タイミングや言い方を考えてほしいと思うこともある。そ れでも、すばらしいアドバイスをくれることは、間違いないのだ。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ビジネス選書&サマリーリーダーズ
  • 「週に1冊くらいは最新のビジネス書を読みたい。でも多忙で無理」そんなあなたに代わり、経営コンサルタントの私が週に1冊厳選、要約して送ります。あなたは駅のホームや喫茶店、朝礼前に数分目を通すだけ。最新ビジネス書の概要が把握できます。70000名に支持される超人気マガジンの「グレードアップ完全版」です。バックナンバー一覧(https://www.mag2.com/archives/P0000498/ )
  • 550円 / 月(税込)
  • 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日(年末年始を除く)