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---------------------------------------------------------------------- 【暴く!】ベールに包まれた歴史の彷徨い  【第261回】エンブレムの伝統(前編) ---------------------------------------------------------------------- 中世のヨーロッパの歴史の中で、誰もが知る出来事といえば「カノッサの屈辱 (くつじょく)」であろう。 これは11世紀後半、改革派教皇として聖職売買と聖職者の妻帯(さいたい) の禁止などの「グレゴリウス改革」を行っていたローマ教皇グレゴリウス7世 が、聖職叙任権(せいしょくじょにんけん)をめぐって神聖ローマ皇帝ハイン リヒ4世と争い、1077年にハインリヒ4世を破門(はもん)し、皇帝が 教皇に許(ゆる)しを請(こ)うというカノッサの屈辱の事件のことである。 グレゴリウス7世はこの事件を境(さかい)に、教皇権の確立に大きな役割を 担(にな)い、「カノッサの屈辱」はそれを象徴する出来事であった。 このように、中世のヨーロッパでは

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  • 【暴く!】ベールに包まれた歴史の彷徨い
  • ベールは謎であり、歴史には表もあれば裏もあるのは当然のことである。 その時代における主役は、正義のヒーローとは限らない。 それは、時代のカオスが教えているからだ。 光と陰は陰陽道の由縁であり、人間のドラマの相対関係においても、 善悪は王朝絵巻の死と再生の如く、今なお私達に時評を教える。 そんな歴史に隠された謎を、占い師MASATOKIが解き明かすものである。
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