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ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1141
<Vol.1141:金融バブルへの視点を失った
メディアと金融市場(中編)>
2021年2月 24日正刊: 負債マネー増発の、バブル株価
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著者Systems Research:吉田繁治
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前号では、以下のことを述べました。
最初、論の筋を、要約しながら、補います。
▼(1)住宅と株価が高騰する資産バブルのなかで、利下げして通貨を増刷した金融当局は、バブルとは認識していなかったという(元FRB議長グリーンスパン:リーマン危機のあとの著書)。
資産バブルとは、株価と不動産がもっと上がることを期待して買われ、経済合理的な価格の、2倍から数倍に上がっていき、その後崩壊することです。その泡は膨らんだ風船のように破裂します。
株価で経済合理的な価格は、米国S&P500の、140年間の平均のPER15倍(15年分の予想純益)付近です。住宅価格では、平均年収の6倍くらいです。10倍になれば、ローンで買っても、まともな金利が払えず、返済ができない人が急増します。
審査は銀行がします。銀行も、「不動産価格は上がるという集団的な空気(集団心理)」のなかで、バブル価格という認識がなく、審査を通過させ、不良債権を増します(実証されたこと)。
資産バブルは、超低金利またはゼロ金利と、通貨の増発が重なって、投資家の集合的な心理に「まだ上がる」という無限期待が生じたとき起こります。
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