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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第3818号 令和3年2月26日(金)発行
発行部数 11,679 部
【一事に固執しない】
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【一事に固執しない】
「執」という字は、固執拘泥の意味にも用うるもので、
尽心上篇第二十六章の「子莫は中を執る」という場合の執は、これであります。
また操持堅固という意味にも用い、
離婁下篇第二十章の「湯は中を執る」という場合の執は、これであります。
これらの個所は、文字に拘泥することなく、
道理によってその本旨を見抜くべきものであります。
伊藤仁斎は、その『孟子古義』における本章の解釈に、
宋の張横渠の説を採って、
「君子は、何としても信義を守り通すという態度ではないが、
それは、一事を固執して他に通ぜぬことを憎むからである」
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