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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 061
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、無人小売テクノロジーについてご紹介します。
2016年末あたりから、アマゾンが無人店舗「アマゾンGo」の計画を発表し、一気に無人小売テクノロジーに注目が集まりました。
その頃中国では、アリババが杭州市に無人スーパーを開設しました。タオバオカフェに併設されたグッズ販売コーナーです。アリペイのQRコードで改札を通り、中に入ると、あとは顔認証で追跡をし、誰が何を買ったかを把握します。出口用の通路を通る時に商品の電子タグが認識され、決済が行われるというものです。
また、ビンゴボックスがコンテナ型の無人コンビニを開設し、5000店舗展開を目指すと宣言して大きな話題を呼びました。
しかし、その後、タオバオカフェは閉店(元々期間限定の実験店舗です)、ビンゴボックスには建築基準法を始めとするさまざまな問題が起こり、伸び悩むにつれ、「無人コンビニは失敗」と言われるようになりました。これは「シェアリング自転車はバブルだった」という言い方と同じです。
確かに多くの投資家の目を惹くことはなくなりましたが、シェアリング自転車がすっかり生活の中に定着しているように、無人コンビニの無人小売テクノロジーも広がり始めています。
「無人」というと、人件費不要ということにばかり着目されがちですが、無人小売テクノロジーのメリットは人件費だけではありません。今回は、無人コンビニが現在どうなっているのかをご紹介し、無人小売テクノロジーが現在どのように活用されているのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 061
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