日頃から、長い時間を投資して、直しておかなければ、
本番のカメラの前、スターたちの目の前でだけ、巧くやるのは無理だし、
その時では遅いのです。
でも1年後、3年後、5年後、10年後を見据えて、
今から直していけば、
決して越えられない『壁』なんてありません。
日本語にはない音は、舐めずに、
徹底して直しましょう。
これらの音が、長年に亘って弱点になり、
明瞭度が改善されていない日本人俳優は多いです。
例えば近い未来に、
「コロナ・ウイルス」が映画やドラマの題材になり、英語セリフに入っていたとします。
Virus は、ウイルスではありません、「ヴァイラス: vai · ruhs」と英語では発音します。
Vaccine も、ワクチンではありません、「ヴァクスィーン: vak · seen」 と言います。
日本で生活していると、英語ニュースを聴いたり、
『Contagion コンテイジョン』や『Outbreak アウトブレイク』のような映画に意識的に触れていかない限り、
これらの単語を「ネイティヴの実際の音」で聴くことはほぼ無いはず。
「音」は、”演技の一部” です。
音が出なければ、見せる・聴かせる、商品にはならないと思って間違いないです。
正確な「音」を出すのに、大切なことは、
口の周辺と舌先や舌の根っこの筋肉を、英語用に鍛え抜いていくということです。
それから、音を出す際の「息の出力」のコントロールを自在にすることも。
日本で育った人が、日本語の音を流暢に出せるのは、
口と舌が、毎日毎日徹底的にハードに動き続け、
日本語 ”仕様(専用)” にカスタマイズされた筋肉と構造になっているからです。
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