中国の期待を裏切った米国の対中強硬論
「トランプよりも危険なバイデン政権」
中国は米国新政権に戸惑っているかもしれません。トランプ大統領の強硬路線に手を焼き、昨年の大統領選挙には中国の介入も一部で指摘されるほどで、中国としては「親中派」のバイデン大統領を望んでいたと見られます。ところが、ふたを開けてみると、トランプ政権以上に中国に対して厳しい姿勢が見られます。
例えば、トランプ大統領が強引に押し進めた通商合意も継続すると言い、トランプ関税も維持すると言っています。さらに、台湾海峡に米海軍の駆逐艦を航行させ、尖閣諸島に対する中国公船の領海侵犯にも厳しい姿勢を見せています。トランプ前政権はトランプ大統領のスタンドプレーが目立ち、トランプ氏を攻略すればよかったのが、現在は組織として中国を攻めているところに、中国には対応の難しさがあります。
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