A. セプテーニは、ブランド広告領域の売上がYoY+52.6%と大幅に成長。2年前の電通との資本業務提携が徐々に数字として現れてきた。
ログリーは、コロナ禍の巣ごもり需要を捉えインプレッションが急速に増加。ただし、単価は下落しているため、売上総利益率の観点では課題も。
今回の記事では、国内のインターネット広告企業の決算を概観し、その傾向を探っていきたいと思います。
広告事業にとって、2020年はコロナによる影響を大きく受けた年となったはずです。広告主の広告予算縮小となれば、それはそのまま広告事業の減収を意味するからです。
とはいえ、今回の記事で見ていくように、これまで以上の速度で成長している企業も出てきています。一方、やはり大きく減収となっている企業もあります。
今回の記事では、インターネット広告企業各社のコロナ禍の業績について振り返っていきます。
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国内広告企業の売上高成長率
まずは、各インターネット広告関連企業の売上成長率のデータから全体像を掴んでみましょう。
上図は、直近2年分の四半期毎の売上前年同期比成長率を示しています。色の濃い項目ほど高い成長率となっています。
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