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第631回 新型コロナワクチンの危険性は?英科学者団体の公開質問書の警告
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▼今回の記事
今回は、すでに予告したように新型コロナウイルスのワクチンの副反応について書く。イギリスの科学者団体の公開質問書の内容が中心だ。
今回はかなり重要な情報なので、メインテーマの執筆に専念する。いつもの後半の記事はない。ご了承願いたい。
▼新型コロナウイルスワクチンの副反応
それでは早速今回のメインテーマを書く。新型コロナウイルスのワクチンの副反応に関するものだ。
やっと日本でも、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。これが猛威を奮った新型コロナウイルスのパンデミックを押さえ込む切り札になることが期待されるものの、やはりどの程度の副反応の危険性があるのかが気になる点である。
そのようななか、厚生労働省は、5日前に新型コロナウイルスのワクチンを接種した60代の女性が死亡したと明らかにした。接種を受けた人の死亡が国内で確認された最初のケースだ。死因はくも膜下出血と推定され、女性が接種を受けた医療機関は接種との因果関係は現時点で評価できないと報告している。死亡したのは60代の医療従事者の女性で、先月26日にアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けていた。
このようなニュースを目にするとワクチンの副反応の危険性がやはり気になる。「CDC(米疾病対策センター)」が12月14日から1月13日までの最初の1ヶ月の接種データをまとめた報告書を見ると、非常にまれに死に至る強い副反応も見られるが、おおむね危険性は低いとされている。主な副反応は次のような結果だった。なお、1099人の死亡例が報告されている。これは全接種者の0.0015%である。
・接種部位の痛み 67.7%
・疲労 28.6%
・頭痛 25.6%
・筋肉痛 17,2%
・発熱 7.4%
・関節の痛み 7.1%
・悪寒 7.0%
・吐き気 7.0%
・腫れ 6.8%
これを見ると、新型コロナウイルスのワクチン接種の副反応は、インフルエンザなどの他のワクチンとあまり大差がないとの印象を受ける。
●なぜ副反応が問題になるのか?
しかし、危険な副反応の可能性がこれで消えたわけではない。それというのも、今回接種されるワクチンには、これまでなかったまったく新しいタイプのものが採用されているからだ。基本的なことだが、確認しておきたい。いま接種されているワクチンには、次のようなタイプがある。
・mRNAワクチン
ファイザー、モデルナなど
・ウイルスベクターワクチン
アストラゼネカ、ジョンソン・アンド・ジョンソンなど
ちなみに「mRNAワクチン」とは、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質を産出する「メッセンジャーRNA」を人間の細胞に送り込み、抗体の発生を促すものである。一方「ウイルスベクターワクチン」とは、無害化したスパイクタンパク質を投与し、免疫反応を促す。
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