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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 062
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、にわかに売れ始めた電気自動車(EV)についてご紹介します。
EVについては、このメルマガでも何回か扱っています。vol.006で扱ったのは、中国のEVシフトに黄色信号が灯り、中国政府が設定した目標達成が難しくなっているという話でした。その後、コロナ禍が起こり、vol.049では、Z世代(95年以降生まれ)がEVに興味を持ち始めているという話をご紹介しました。Z世代は、EVもスマホの延長であるデバイスのひとつとして見ているという内容でした。
それが2020年後半から、EVの売行きが力強く伸びています。ひとつは五菱の宏光MINI EVのヒットです。日本の軽自動車並みの小型EVですが、50万円を切る価格でデザインも愛らしいことから、生産が追いつかないヒット商品となっています。
それだけではありません。テスラ、BYD、ニーオといった中級車から高級車の価格帯のEVも売れ始めているのです。
理由の大きなものは、スマホの延長のデバイスとしての機能に対応していったことです。オートパイロット、音楽サブスク、SNSなどが車内でも楽しめる。このようなスマホデバイス的なEVが売れています。中国メディアは「突如として」という表現を使って報道をしています。
その大きなきっかけになっているのが、コロナ禍で人々の移動に対する考え方が変わったことです。目標達成が難しくなっていたEVシフトにも大きな追い風となっています。
今回は、突如として売れ始めたEVについてご紹介します。
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