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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第420号2021.3.2配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■          伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』              第420号2021.3.2配信分 ●3年頑張れば誰でもセミプロになれる!  私はクルマ無しでも生活はできる。しかしクルマ無しには生きては行けない。 そんな言葉遊びを弄するようになって、かれこれ30年ぐらいになるだろうか? 1970年18歳になるのを待って運転免許を取得して以来、ずうっとクルマは身の 回りに存在した。最初の10年間はただのエントリードライバーに始まり、その 後半5年間はモーターレーシングに地道を上げた。  1970年代をリアリティを持って振り返ることができる人の多くは就労年齢層 を外れた世代になっているはずだが、オイルショックの嵐が吹き荒れ、環境問 題が喫緊の課題として迫り、狂乱物価という言葉に表れているように、時代が 大きな曲がり角に差し掛かりつつあった。私の転機は1978年。一旦レースから 身を引いて、編集者の誘いに乗る形で現業に潜り込むことにした。  できる、できないを考える余裕などなく、やるかやらないかの二者択一。根 拠のない自信すらなく、ふわっと身を投じた。まだフリーランスという生き方 が社会的に認められてなく、”サラリーマンにあらずんば人にあらず”という 雰囲気が充満する中、最初の頃は”ガイチュウ(外注)”呼ばわりであり、編 集者の下請けの身分。書いた原稿に書名が記載されることもなかった。記名原 稿となったのは1980年代に入って暫くしてからだろうか。  もっとも、生まれてこの方まともに文章を書いたこともないただの走り屋で あり、今だに売文を生業にしている我が身を疑わしく思っている己がいるのは 事実である。若気の至りで自動車レースに思いを寄せ、クルマを走らせること に一縷の望みを得たことが全ての始まり。にしても、爾来43年紆余曲折を経な がらもここまで生き延びたことに誰より当人が驚いている。

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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