■■ 2021/03/08 ■■
兵頭正俊の優しさ出前
~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します
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内容のレベル:中高級者向け
発行人 :兵頭正俊
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◆ 台湾侵攻はいかに始まるか (その3)◆
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バイデン政権とは、第二次オバマ政権である。かれがオ
バマとまったく違う政策を打ち出すことは無理だろう。
バイデンは、トランプよりも友好国や同盟国と、コミュ
ニケーションをとろうとするだろうが、困ったことにコ
ミュニケーションは、バイデンへの幻滅を与えて終わる
はずだ。アメリカへの信頼は、中国と対立できる軍事力
からきている。この覚悟がバイデンにはない。いざとな
ったら、バイデンは中国との対立から引くだろう。
「中国に対してあまりにも強引なスタンスをとれば、事
態が紛糾するのではないかという地域的懸念が高まる。
あまりにも控えめな態度に終始すれば、見捨てられるの
ではないかという不安を高める」。これが結局は東南ア
ジアなのだ。
トランプは前者だったし、バイデンはすぐ後者になる。
というか、最初からバイデンはアメリカさえも守らな
い。中国に売国するだろう。しかも同盟国も守らない
し、同盟国も売るだろう。日本のゲースー菅義偉、シェ
シェ二階などがトランプの「落選」を喜んでいるのは、
そのためである。アメリカを捨てて中国へ行きやすくな
ったのである。
この認識は、日本、台湾にも適用できる。口では尖閣、
台湾防衛に介入しても、現実に中国の侵攻があれば、や
はり口先介入で終わる可能性が高い。そのあたりすでに
中国は見極め始めている。とりわけ台湾問題が危機的
だ。
中国はいきなり台湾本土を攻撃し、上陸するのではな
く、習近平としては東沙諸島の占領する可能性が高い。
東沙諸島は台湾の領土であるが、中国の香港まで320キ
ロ、台湾まで410キロと、むしろ中国本土に近い。ここ
を占領して、次の反応を見る。
1 台湾軍の抵抗の有無
2 アメリカ介入の有無
3 国際世論の反応
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