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2021年3月12日号(Vol.151)-Bad News”の伝え方&国際情勢をめぐる10年

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第151号(2021年3月12日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: ちょうど昨日で東日本大震災発生から10年の時が経ちました。 そして、今日、東京電力福島第一原発の爆発事故から10年の時が経ちます。 10年前の3月11日、私はデビューしたばかりのはやぶさ号に乗って、東北入りする予定でした。 しかし、急に14時半から品川で外せないアポイントメントが入り、予定を急遽変更しました。 品川での会議の途中、東日本大震災が発生しました。 東北で会うはずだった方たちは、その日の朝、電話でリスケをお願いする私に 『仕方ないね。じゃあ明日おいでよ』と私の無礼を許してくれました。 その方たちには、10年経った今もまだ、再会できていません。 これまで紛争地で何度も九死に一生を得る経験をしましたが、 2011年3月11日、私は九死に一生を得る経験をまたすることになりました。 10年経った今、いろいろな思いが心の中を、頭の中を巡ります。 フクイチの事故を機に反原発の機運は高まり、最近広まるSDGsや再生可能エネルギー利用拡大を後押ししているように思います。でもその裏で、国内外で進められる脱炭素政策と相まって、原発の役割を再評価する動きも強まってきています。 しかし、10年経っても、被災地の復興が思うように進んでおらず、 また福島第一原子力発電所の事故の傷跡も消えていない現実に、 私は何か大切なことが止まってしまっているような気がしています。 皆さんにとって、この10年間はどうだったでしょうか? さて、【1】のコーナーでは、今週は、 誰もが必ず経験するジレンマである『Bad Newsの伝え方』についてお話しいたします。 今回、【2】の【国際情勢の裏側】のコーナーでは、 【世界においてこの10年で変わったこと、変わらなかったこと】 について、いろいろと振り返りつつ、お話しを展開したいと思います。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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