株バブルはまだ拡大しやすい
「利上げなければ株バブルの法則」
米国の長期金利が大きく上昇して、株式市場もこれを意識せざるを得なくなりました。米国10年国債利回りが1.6%をつけるようになると警戒の株売りも見られますが、ここまでは金利上昇を乗り越えて、米国株は最高値を更新しています。これまで米国株が大きく調整した局面を振り返ると、いずれも政策金利が上昇する金融引き締めがきっかけになっていました。
1987年のブラック・マンデーは西ドイツの金利上将が主犯とされていますが、米国でも87年には政策金利が上昇しました。2000年のITバブル崩壊もFRBの利上げがきっかけで、2008年のリーマン・ショックも、その前からFRBの引き締めが住宅価格の下落などを引き起こしていました。裏を返せば、金融引き締め、つまり政策金利の引き上げがなければ、米国株は上昇を維持してきました。
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