ドクター畑地の診察室81.2021.3.21.
現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。
世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信!
https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/
三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
現在、松阪市民病院統括副院長兼呼吸器センター長
診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php
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EGFR陽性肺癌(前編)
2月22日(日)ZOOMを用いて肺癌患者さん対象にWEB講演会を行いました。事前に質問を集めていただき、その問いに答える形式で行ったのですが、質問の内容を見て少しびっくり!いや、かなりびっくり!専門的な内容が含まれている質問が多くありました。全国100名以上の肺癌患者さんが聴講してくれたのですが、取りまとめ役Oさんに“どのレベルの内容をお話しすれば良いのかな”と尋ねたところ“私が聞いてわかる程度で”とのお返事をいただきました。患者さん相手に話す際には、できるだけ簡単にわかりやすくお話しするよう心がけていますが、この講演会では事前にいただいた質問内容が高度であったこともあり、少し難しく喋りすぎたかもしれないと反省していました。
ただ講演会終了後のLiveでのQ&Aコーナーでは、多くの真剣な質問をいただき、かなり盛り上がったような気がします。医師対象にWEB講演会を行ってもほとんど質問が出ないことが多いので、患者さんの思いが伝わってきました。この講演会で感じたことを3つ述べてみたいと思います。
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