ところで、
「現在ふたたび世界で感染確認数、死者数が増加に転じている」
という事実があります。
それが変異種によるものかどうかはともかく、
他の国での感染確認数の最近の増加傾向を見てみると、
もはや環境的要因と関係なく「増える時は増える」ことが明確になっていまして、
特に、以下の記事で取りあげましたブラジルがすごいことになっています。
◎ブラジルで何が起きているのか?…
https://bit.ly/3lvet6l
新たな1日の死者数が 3ヶ月ほど前のおよそ 4倍から5倍ほどで推移しています。
コロナウイルス感染確認数の「世界全体の数値」を見てみると、これもまた、
・週間平均の数では、2月中旬から増加に転じる(2月18日から増加に)
・世界全体の死者数も、3月上旬から増加に転じる(3月12日から増加に)
https://bit.ly/3eTc3gL
となっています。
理由はわかりません。
ただ、ブラジルのマナウスというところで行われた血清有病率の調査によれば、
「人口の 70%以上が一度は新型コロナウイルスに感染していた」
ことがわかっています。
以下は、医学誌ランセットに掲載された論文からです。
2021年1月27日のランセットより
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ブラジルのマナウスでは、献血者たちの研究により、
2020年10月までに人口の 76%が SARS-CoV-2 に感染していたことが示された。
ここから考えると、
2021年1月にマナウスの COVID-19 入院数が急激に増加したことは予想外であり、懸念される。
https://bit.ly/3c0JPi7
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ここまでです。
つまり、ブラジルのこれらの地域では、
「コロナの二度目の感染例が多い可能性がある」
とも言えるのかもしれません。
もちろん、これと ADE が関連することなのかどうかはわかりませんが、
ランセットが「予想外」とする感染数、死者数の急増が現実に起きています。
ブラジルの極端さはともかく、
世界全体の話としては、過去1年のグラフを見てみますと、
「全体数が増加しているだけで、結局は、グラフの推移は昨年と同じ」
ことももわかります。
パンデミック宣言が出されてからの感染確認数の推移は以下のようになります。
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