この度、ようやく緊急事態宣言が解除されることとなりました。
私はこの緊急事態宣言は、本来なら出す必要なんて何も無かったし、自粛要請も時短も何も要らないと思っていましたから、これでようやく無駄な緊急事態宣言が無くなるということで(緊急事態宣言をここまで引っ張っていることは最悪の政治判断だったとは思いますが、それを一旦さておきますと)、ひとまず「安堵」いたしております。
私が緊急事態宣言なんて要らないだろうと当初から思っていた理由は次の様なものです。
まず第一に、時短や自粛は社会経済被害が大きい割に感染抑止効果は限定的(あるいは、ほぼ無い)なことは既に統計的に明らかになっているからです。
そして第二に、仮に感染がある程度広がっても、公衆衛生被害はトータルで深刻なものではないからです。コロナよりもさらに恐ろしいリスクが山のようにあり、したがって、コロナばかりに着目して行動制限かけていると、トータルで見た公衆衛生被害はさらに拡大してしまうリスクが拡大するのです。
(これらについての客観的証拠は、当方主催で開催した下記の行動関係の研究発表会等をご参照下さい
https://www.jcomm.or.jp/covid19/seminar210309/)
もちろん、緊急事態宣言を出すことが必要なタイミングというものがその内訪れていた可能性は決して皆無だとまでは思いませんが、それとて今から振り返れば、今回に限っては、そんなことも無かったことが今や明らかになっています。何と言っても緊急事態発出のはるか2週間前に、感染は収束に向かい初めていたからです……
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