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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第422号2021.3.16配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■          伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』              第422号2021.3.16配信分 ●むこう10年は間違いなく面白い時代になるだろうね!  未来を語ることが難しい年頃である。古希まで1年と10日たらずとなった。 運転免許証取得から51年ということになる。いわゆる高齢者ドライバーとして カテゴライズされることになるのだろうか。たしかに、視力の低下や歩行速度 の目に見える衰えは日々暮らしていて自覚することが多くなってはいる。一旦 走り出せば、休むことなくステアリングを握り続けて北は東北・北海道、南は 四国・九州まで一気に駆け抜けてもへこたれなかった50歳前後の自分と比べる と、落差を感じないではない。  しかし、18歳で自動車人になって以来この方、クルマには濃密に接してきた 自負がある。まだ日本の自動車産業が西欧や北米などの自動車先進国の背中を 遠い目標として追い掛けていた時代をライブで知る。レギュラーガソリン価格 が50円/1リットルであり、まだバルブシートの潤滑用に4エチル鉛が添加物 として用いられていた。  その鉛成分が健康を害するとの理由から問題視され、強化される排ガス規制 にともなって三元触媒の実用化とともにガソリンの無鉛化が始まるタイミング で第4次中東戦争を契機とする第一次石油危機(オイルショック=1973年)が 勃発する。前回の東京オリンピック(1964年)から大阪万国博覧会(1970年) に象徴される高度経済成長期に訪れたモータリゼーション元年(1966年)を肌 で知る。  自動車技術が白熱した時代といえば、ヴィンテージイヤーとして振り返られ る1989年と見るのが一般的かもしれない。そこから見ても現代は32年の時空の 果てに位置するわけで、その時代にピークを迎えた自動車メディアに深い関心

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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