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米国、中国へ「冷戦布告」 バブル混乱抱える習近平へ「追い打ち」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/03/22
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米国の先手必勝外交 中国は悲観論に立つ 使い果たした成長力 レッドライン5項目 米国バイデン政権になって以来、最初の米中外交トップ会談が、3月18~19日の米アラスカ州アンカレッジで開かれた。このトップ会談は冒頭で、米中が激論するという異常な幕開けになった。 米国は事前の3月12日、インド太平洋戦略参加4ヶ国首脳による「クアッド」(日米豪印)オンライン会談を開催して、対中へ意見調整を済ませた。さらに、日米外務・防衛「2+2会議」(3月16日)や米韓外務・防衛「2+2会議」(3月18日)を開催して、入念な意見の摺り合わせを行なった。 米国は、こうした手順を踏んで米中外交トップのアンカレッジ会談に臨んだのである。米国は、米中で合意を引き出すことよりも、中国へ「レッドライン通告」が目的であった。最初から「一回限りの会談」と公言しており、共同声明を出す予定もなかった。一方の中国は、米中外交トップ会談を恒例化したい気持ちであった。米国から拒否されたのである。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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