脱炭素化にみる日本のジレンマ
「”天動説”を疑えない雰囲気」
多くの日本人は、太陽が東の空から登り、西に沈むと当たり前のように言います。500年以上も前にコペルニクスがこれに異を唱え、地球が太陽の周りをまわっているのだと説いても、なかなか信じてもらえませんでした。
北極の氷が解け、白熊が氷から海に落ちるシーンや異常気象、海面上昇で南の島国が海に沈むとの懸念から、地球温暖化を何としても阻止し、これをもたらす温室効果ガスの増加を抑えよとの考えが、米国のアル・ゴア氏の『不都合な真実』を契機に高まりました。トランプ前大統領がこれを否定しましたが、バイデン民主党政権になって息を吹き返しました。これに異を唱える雰囲気ではありません。
正体不明の新型コロナウイルスのワクチンをいち早く開発した欧米や中国の薬品メーカーはこれで一儲けしそうですが、二酸化炭素が温暖化の原因かどうかには確かな説はありません。それでも声の大きな国がこれを「定説化」してこれをビジネスに結び付けようとしているのも事実。排出権売買もその1つです。
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