3月18日発表の「FOMC経済見通し」は、どっぷり「長期停滞
論」「弱気派」に浸かっている内容でした。
「強気派」の間では、この日のFOMC発表を受けて、「矛盾だら
けの見通しだ!!!FRBはどんどん信用をなくしている!!!」
との批判が高まりました。
一方、「弱気派」は「FRBは我らの味方」と自信を取り戻しています。
「2%を大きく超えるインフレが今後は定着する。長期金利も上
昇する」とする強気派と、
「2021年のインフレは一時的なもので、2%を大きく超える
インフレはアメリカでも定着しないし、長期金利もたいして上昇
しない。いつかはアメリカでもマイナス金利が起きるかもしれな
い」とする弱気派との間で、意見対立が激しくなっているのです。
言い換えると、「超膨大なヘリマネでアメリカは既に長期停滞を脱
した」とする強気派と、「超膨大なヘリマネを持ってしてもその効
果は2021年の1年限り。アメリカはまだ長期停滞のまっただ
中にある」とする弱気派の間で、意見が激しく対立しているので
す。
こういった激しい意見対立の中では、
2021年の内外の株式市場は、今後とも乱高下が激しくなる
一方でしょう。
どちらが意見が正しかったのか?
向こう半年くらいで判明することでしょう。
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