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第185号.60歳以降に貰う給与がコロコロ変化すると給付金も変化するのに、年金の停止は変わらない理由。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 60歳以降も働き続ける事で年金を貰いつつ、雇用保険からの給付を受ける人が急激に増加しました。 雇用保険というと一番頭に浮かぶのは失業手当ではないでしょうか。 失業手当は65歳前からの老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金。以下、老齢厚生年金とします)を貰える場合は、失業手当を優先して支給するので老齢厚生年金は全額停止となります。 年金保険料も支払ってきたし、雇用保険料も長年支払ってきたんだから両方もらっていいだろ!とおっしゃる方もちょくちょくいます。 確かに言ってる事はわからなくも無いですが、社会保障の過剰給付にもなってしまうからですね。 そして、給付する時は目的が違うからです。 失業手当は働く意思と能力があるにもかかわらず職に就けてない状態の人の生活保障として支給されるものであり、年金はもう引退した人に支給されるものという違いがあるからです。 前者は働きたくても働くところが見つかっていないという事に対して、後者はもう働く気は無いという事になりますね。 働きたいから求職中という状態ならば、失業手当を支給するという事です。 ちなみに平成10年3月31日までに65歳前の老齢厚生年金の受給資格を持った人は、失業手当と老齢厚生年金を両方もらう事が出来ました。 でも財政も悪く、景気も非常に悪化した時期でしたので二重の社会保障になってる部分は是正が強化されたのでしょう。

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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