メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

「コロナ自粛の根本問題」を解説します ~歴史を動かす「バタフライ・エフェクト」の蝶を全て虫籠に収める愚~

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
「コロナ自粛」は、感染抑止のために必要だと言われていますが、実は学術的な検証をすると、その感染抑止効果は明確なものじゃないという事が学術的に様々に報告されています。 一方で、その「被害」は実に深刻。 一番よく言われているのが、経済・産業被害。皆が自粛することで、外食・飲食を減らし飲食店が大打撃を受け、観光・運輸・交通産業が激しい経済被害を受けています。あらゆる消費が滞り、一部の業界を除いてほとんど全ての業界で売り上げが低迷し、これが国民所得の大幅な下落をもたらしています。 しかし、それにもまして大被害を受けているのは、私達一人一人の「人生」であり、共同体、や地域や国家の「歴史」の動態そのもの、です。 TSエリオットも使った比喩だそうですが、私達の人生をビリヤードの玉に例えるとするなら、「ある時にある玉が、ある場所にある」という状況は、そのビリヤードのゲームが始まってからその時までの全ての「玉突き」行為の帰結だ、というのと同様、私達の現在を作っているのは、これまでの過去の全ての様々な大小様々な事柄・事件達です。 例えば僕は今、松本行きの列車に乗っています。今日は、表現者クライテリオンのシンポジウムがあるからです。 じゃぁなんでそんなシンポジウムをやるようになったのかといえば、表現者塾の塾生で是非、松本でシンポジウムをやってくれないでしょうかという提案を熱心になさる方がおられたからです。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 土曜日