第513号
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岩上安身のIWJ特報!
日本学術会議任命拒否問題で見えてきた「擬似法治主義」国家ニッポンの姿!
菅総理は憲法15条を悪用して独裁を行なっている!
その先には軍事研究への誘導がある!
岩上安身による立命館大学大学院・松宮孝明教授インタビュー
(その4)
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(その3)の続き
菅義偉総理は日本学術会議の6名任命拒否問題で、憲法15条の条文を持ち出して、
「公務員の選定・罷免権は国民にある。内閣総理大臣は国民を代表しているから
特別職の公務員である学術会議の会員を任命拒否できる」という暴論を振りかざ
し始めた。
前回のインタビューで松宮氏は「憲法15条は内閣総理大臣に公務員の人事に関
して完全にフリーハンドを与える条項だと、菅総理は読んでいることになる」
「内閣総理大臣がすべての人事を掌握するならば、それはヒトラーを上回る独裁
政権になる」と危惧した。
「ヒトラーはワイマール憲法の中の緊急事態条項を使って自分に全権を委任す
る授権法を多数で帝国議会に通した。菅総理の今回の言い方は、それすらやらな
いで憲法15条が授権法だって言ってるわけです」。
こう訴える松宮氏に、授権法とは何か、ヒトラーはどのように権力を掌握して
いったのか、詳しく解説していただいた。
・立命館大学大学院法務研究科教授・松宮孝明氏(2020年10月27日)
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