私の教育事業の集大成とも言うべき「和田秀樹の『親塾』」というものを始めた。
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子どもを学校任せ、塾任せにすることで、多くの勉強嫌いや自分のことを「バカ」と思ってしまうような自己評価の低い子どもを生み出す弊害を痛感していたからだ。
子どもというのは、発達状況も能力特性もみんな違うし、理解の様式も違う。
ところが塾や学校は一律のカリキュラムを課すし、教え方も一律だ。
だから、かなりの確率で、それに合わない子供が出てくる。
教育熱心でない親は、それで匙を投げて、その子をバカ扱いして無理はさせない。いわゆる放任だが、よほどのことがない限り、その子が勉強ができるようになるチャンスを失うし、自分のことをバカと思い続けて生きるかもしれない。もちろん、たまたまスポーツや芸事で才能を発揮するかもしれないが、これだって、親がその才能に気づいてあげないとなかなか困難だ。
教育熱心な親だといいかというと、やはり発達段階や能力特性に合わなくても、無理やりできない科目をやらせようとする可能性が高い。この場合、教え方や勉強のやり方がうまいものに変えられない限り、努力の割に点が上がらないことは珍しくない。
これが勉強嫌いの原因になったり、やはり自分のことをバカだと思いかねない。さらに親がエキサイトしてしまうと教育虐待(激しいものでなくても、子どもを傷つける言葉を浴びせるなど)につながってしまう。
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