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小池・吉村らの“コロナ禁酒”を甘く見てはいけない。さもなければ日本は地獄に落ちる。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
4月25日から発出された、東京、大阪などでの緊急事態宣言で、吉村知事、小池知事が、常識では考えられない驚くべき要請を出しました。 「禁酒要請」です。 まず、飲食店は、時短要請が出されるだけでなく、酒類の提供を全面停止せよと言う要請でした。飲酒で人々の声が大きくなってそれで感染が広がるからだというのが理由です。 この要請はさらにエスカレートし、「家のみ」も家族以外とは自粛すべしだとか、屋外での飲酒を抑止するためにコンビニでの酒類の販売も自粛する様にだとかとの要請も出される事態となっています。 当方はこの報道を目にした時、あまりの不条理に唖然とする都共に、途轍もない義憤を感じました。 それは決して、自分が酒を飲みたいからなぞという下らない理由では有りません。当方とて昼間から酒を連日飲んでいるわけではありません。夕食時に酒を飲まない事もあります。 当方が深い深い義憤を感じたのは、私達にとって先代から引き継がれてきた「文化」を守り、磨き、引き継ぐという行為は、何にも増して大切な「操」(みさお:守り続けるのだという決意、志を立ててかえないこと)そのものであり、それを傷付けるのなら相当に明確な理由がなければならないにも拘わらず、小池や吉村らはさして考えもせず、ただ単に政治的なアピールをしたいという品性下劣な理由だけで軽々しく蹂躙する行為に他ならないと認識したからです。 もちろん、「そんな大げさな」と思う方もおられると思います。しかしそれは、当方から為てみればさながら、私達にとって大切な宝物を、どうしても売り飛ばさなければならないのだというような明確な理由もなく、単なる軽いノリや、ちょっとしたカネ儲けのために二束三文で売り飛ばしてしまうような行為に等しいものと考えざるを得ぬものだったのです。

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