レッドライン割れ支持率
道を踏み外して迷路入り
米外交の真髄を掴めない
空想的外交論に嵌る韓国
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、任期をあと一年残すという段階で、早くも国民の支持を失って漂流状態を迎えている。2019年7月、文氏は「日本に二度と負けない」と啖呵を切った頃が懐かしくなるほどの落勢である。
大統領就任直後は80%台という高い支持率であった。この「ご祝儀相場」に酔ってしまい、国民から100%の負託を受けたと錯覚に陥ったのである。内政面では、支持者向けの政策(最低賃金の大幅引上げ、原発廃止)を行いご機嫌伺いした。
外交面では、徹底的に反日政策を行なった。これが、日米韓三ヶ国の安保体制にヒビを入れさせるという大きなミスを冒している。さらに、米国バイデン政権が牽引するインド太平洋戦略対話の「クアッド」参加問題では、中国の怒りを恐れて曖昧戦術を取って、米国を当惑させている。
こう見ると、文政権は何の目的で存在しているのかという根本的な疑問にぶつかる。皮肉な言い方をすれば、国内では労組と市民団体の利益に奉仕する。外交では、中朝を怒らせまいと涙の出るほどの低姿勢を貫く一方、日本へは反日の牙を向ける行動を取ってきた。反日は、国内の保守派=親日派を排除するという目的である。反日は、内政の延長であるから不可欠のツールと化している。最近では福島原発トリチウムが、新たな反日の狼煙に利用され始めた。反日は、韓国の「生きがい」である。
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