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中国危機の本質、労働人口減で現実化する「未富先老」の恐怖

勝又壽良の経済時評
  • 2021/05/17
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出生データ改ざんの疑い 目前にきた高齢社会入り 続出する年金財政の破綻 米中明暗分ける必見資料 中国は昨年、10年に一度行なう国勢調査の年であった。結果は、今年4月初めに発表予定であったが、なぜか二度も遅れて5月11日に発表された。この発表遅延が、多くの憶測を生んでいる。事前に、2020年の総人口が減少したという『フィナンシャル・タイムズ』の報道もあり、人口の水増しをしたと疑われている。 中国統計への信頼性は、このように低下している。GDP統計も、約1年分の成長率が水増しされているという検証結果もあるほど。人口統計と並んでGDP統計は、中国の国力の基本を示すものである。習近平政権が、対外的に威圧感を与えるには、前記の二統計を膨らませる必要があるのだろう。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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