■職業「自分」の働き方とは
誰にでもチャンスがあり、誰もが自分に、素直になれる時代だ。や
りたいことを追求すると応援してくれる人が現れるものだ。自分に
素直に生きていい時代なのだ。
そんな時代だから、会社や組織に縛られず、やりがいのある仕事で
自分の思うままに稼いで、生きていきたいと思う人も多いはずだ。
そう思う人に“職業「自分」”の生き方を提案したい。
それは「自分」がやりたいこと、「自分」だからできること、「自
分」がやりがいを感じられることにこだわり、ビジネスを展開して
いくことだ。会社名や組織名でなく、自分の名前で生きていくのだ。
“職業「自分」”という生き方をはじめるのに、年齢は関係ない。
タイミングは人それぞれでいい。波が来たら飛び込むのだ。いつで
もチャンスはある。成功の鍵は自分自身の中にあるからだ。
立ち位置が決まり、オンリーワンの存在として自身のブランドが構
築できると、仕事にやりがいを持ち、プライベートも充実してくる
はずだ。
他にもメリットはある。営業せずにオファーが舞い込む、価値観の
合わない人と仕事せずにすむ、よそでは知り得ない情報を得てチャ
ンスが広がる、好きな時に長期休暇をとれるなどだ。
★
起業には「行動を起こす」勇気とスピード感が重要だ。まずは一歩
を踏み出してみる。いきなり会社を設立するより、小さく始める。
大きなことをやろうとしなければ、致命的な失敗にはならない。
ビジネスのネタは、身近なところから見つかる。自分が不満に思う
部分、仕事に感じているフラストレーションに、ビジネスの芽があ
る。同じように感じている人たちがきっといるからだ。
SNSなどを駆使して潜在的なニーズをすくい上げることができれ
ば、十分勝算がある。儲かりそうだから、流行っているからとビジ
ネスを立ち上げるのはだめだ。
ライバルが多く、自分がやるべき理由に説得力がないからだ。そう
考えると、まったく無関係のジャンルから始めるより、自分の仕事
や経験の中から、起業の糸口を見つるべきだ。
★
小さな事業を作り、闘っていくつもりなら、誰にでもできるような
競争率の高い仕事は避けるべきだ。一時的にうまくいったとしても、
淘汰されてしまう可能性が高いからだ。
大手が参入し、価格戦争をしかけてきた時点で勝ち目はない。彼ら
が参入したくても参入してこれないような、自分の強みを活かした
事業を見つけることが大事なのだ。
リピーターを常連客に育てることが鉄則だ。そのためには「商品」
でなく「自分」を売る。「自分のところで買う理由」「商品の魅力」
「自分がやるべき理由」を常に意識して信用と実績を作るのだ。
★
「あなたの仕事は○○だ」と周囲に認識してもらうことだ。そのた
には、特に起業したばかりは、将来に向けて種まきする姿勢が大切
だ。まずはお客様に信用してもらうことを優先するべきだ。
やるべき仕事、実績になりそうな仕事には、無報酬でもいいから取
り組むべきだ。たとえ無報酬でも、苦労なくやれるものは、どんど
んやったほうがいい。
もちろん、生活を犠牲にしてまでやる必要はない。月々の生活費が
どれくらいかかるかを念頭に、しっかり稼ぐ必要があるなら、食っ
ていくための別の仕事も同時並行でやることだ。
食っていくための仕事だけでなく、自分がやるべき仕事、実績にな
る仕事も進んで行う。食っていくための仕事にいつまでも追われて
いるのでは元も子もない。
信用ができれば、自分を指名するオファーが舞い込んでくる。その
時は、こちらから売り込んだ時より好条件が期待できる。結果的に
お金もついてくる。まずは、その仕組みを作る努力をするべきだ。
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