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2021年5月19日:アイマイな誇大/寡少統計の横行
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著者Systems Research:吉田繁治
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われわれの直接経験の範囲は、身辺に限られて狭い。このため日本の
「純文学といわれるもの」は身辺と経験を描きました。日経新聞では
小説「みちくさ先生(夏目漱石の伝記風小説:伊集院静)」が連載さ
れています。漱石の小説は、自分の狭い直接経験を脚色して描いたも
のです。全集を、平均で2回くらいは読んだでしょうか。もっとも好
きなものは『草枕』です。
間接経験の領域は、広い。しかしメディアに依存するものであり、人
間性のリアリティのあるものにならない。個人からは空想になるので、
小説には不適だったからです。
しかしわれわれは、第一にTV、次に新聞や電子ニュース、そして40歳
代以下の世代はスマホによるSNSから「間接経験」の世界を知ります。
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