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第642回 バイデンに向けた124人の退役将軍の公開質問状、なにが起こるか?希望の持てる日本製ワクチン、ウエスルマン博士の追悼記事
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▼今回の記事の要約
まず今回は、日本の「シオノギ製薬」が開発し、また「武田薬品」が「米ノババックス社」からライセンス契約で生産する「組み替えタンパクワクチン」について紹介する。いまワクチンの副反応の懸念が払拭できず接種をためらっている人も多いので、これは朗報となるに違いない。
次にメインテーマとして、米軍を退役した124人の将軍がバイデン政権に向けて出した公開質問状の内容を紹介する。トランプの影響力は大きく、共和党全体がトランプの運動に飲み込まれた状態だが、今回出された公開質問状は、この動きをさらに加速させる可能性がある。いまのトランプ支持派の考えている内容がとてもよくまとまっている質問状なので、全文の和訳を掲載することにした。
次に、2月26日に亡くなった人類学者でシャーマンのハンク・ウエスルマン博士の追悼として、ウエスルマン博士が「ジン」と呼ばれる存在と交わした対話を掲載する。これは10年以上前に一度紹介したことのある文章だが、コロナ禍のいま読むべき価値があると思う。
今回は記事が長くなるので、筆者が書いているなんちゃって小説の連載は割愛する。
今回はこのような内容を詳しく解説する。
▼期待が持てる「組み替えタンパクワクチン」
いま「ファイザー」や「モデルナ」などが生産している「mRNAワクチン」や、「アストラゼネカ」や「ジョンソン・アンド・ジョンソン」が開発した「ウイルスベクターワクチン」などが引き起こす重篤な副反応への懸念から、接種に不安を感じている人も多いことだろう。これらのワクチンの接種後に血栓症を発祥し、死亡するケースが一定数報告されているからだ。筆者も接種に懸念を持つ一人だ。
そうした人々にとっては、希望の持てる情報が入ってきた。「組み替えタンパクワクチン」というタイプのワクチンの第3相治験の結果が公開され、高い有効性が確認された。これはアメリカの「ノババックス」が開発しているワクチンだが、日本では「シオノギ製薬」が同じ種類のものを開発している。また「武田薬品」が「ノババックス」とライセンス契約をして、日本でも生産される予定だ。
●「組み替えタンパクワクチン」とは?
まず「組み替えタンパクワクチン」とはどういうものなのか簡単に説明しておきたい。従来型のワクチンにはいくつかの種類がある。
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