経済より大事なもの
「経済と感染予防の両立論は破綻」
欧米ではワクチンの普及から感染の縮小が顕著で、正常化が戻りつつあるのに対し、日本ではコロナの感染第4波に襲われ、緊急事態宣言の延長、対象地域の拡大を余儀なくされています。そして1-3月のGDP(国内総生産)が年率5.1%のマイナス成長となり、菅政権が言う「感染予防と経済の両立」どころか、どちらも事態の悪化となって、この考えは破綻しました。
夏のオリンピック開催をめぐって、国民の多くが「五輪と国民の命とどちらが大事なのか」との声を上げています。少なくとも経済と感染予防とが両立しないのなら、どちらか一方に政策資源を集中すべき時期に来ています。経済をとるか感染予防かについて、多くの国民は命の安全を求めています。政府は慌ててワクチン接種を急いでいますが、ドタバタ劇が各地で混乱を呼んでいます。
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