ドクター畑地の診察室90.2021.5.23.
現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。
世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信!
https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/
三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
現在、松阪市民病院統括副院長兼呼吸器センター長
診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php
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海の向こうのアメリカではワクチン接種の広がりとともにCOVID-19も下火になってきているというのに、日本ではまだまだワクチン接種が進まない現状です。そんな中、一刻も早く全国民にワクチンを接種するためには日本のワクチン接種に対する考え方を少し改めていかなければならないのではないでしょうか。
日本のワクチン接種は、接種に至るまで“医師の問診”“ワクチンチェック用紙の記載”“身分証明書の提示”などと様々な手続きを経てワクチンを接種することになります。そうすると、1つのワクチン接種チームあたり1時間50人など接種することは夢のまた夢です。また接種後の待機時間も含めると非常に時間が取られてしまい、非効率としか言いようがありません。
通常時ならこのやり方が最良かと思いますが、今は非常事態なのです。もっと短時間に接種する方法、例えばドライブスルー方式や問診や確認の手間を軽減し、もっと早く効率よく接種する方法を考えていかなければならないと思います。副作用は多少増加するかもしれませんが、経済が崩壊する前に、医療が崩壊する前にしっかりとワクチンを確保してもらい、速やかに接種するメリットの方が圧倒的に大きいと思います。
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