2021年 第 20号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
こんばんは。長尾和宏です。
いよいよ来週から、我がクリニックでもワクチン接種が始まります。
予約の予約や問い合わせが殺到し、落ち着いて寝る暇もなく1週間
が過ぎました。
思ったよりも、時間がかかりそうだと、個別接種を受け入れた開業
医たちは異口同音に悲鳴を上げ始めました。
それでも国は、「7月末までに高齢者3600万人への接種をおわら
せろ」と言って憚りません。総務省の調査では85パーセントの自治
体が「できる」と回答していたといいますが――無理。
それが現場の実感です。なのに、なぜ?
しかも、4月末に厚労省が内々に調査した際は6割を超える1100自
治体が「7月中に完了できない」と回答していたのに、なぜ?
以下は中日新聞の記事から抜粋。
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「妙な電話が来ている」。四月二十八日の千葉県内の会合。
ワクチン行政を担う厚生労働省ではなく、総務省から首長を指名し、
接種完了の前倒しを求めてくることが話題になった。同じ時期、宮城
県の自治体職員は「完了が八月以降のところが狙い撃ちされている」
と取材に話した。中国地方の県関係者は電話口で「厚労省でなくうち
が動いている意味合いは分かりますね」と言われた。
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